毎日仕事をしていると、頭の情報量がパンクしそうな時がある。
マルチタスクで作業を要求されたり、一度決まった段取りが何度も変わったり、、、
1日単位ならまだしも、毎日・毎月忙しい状態が続くと、脳が疲労状態になってしまう。
物忘れやケアレスミスの増加が増えたり、思考がもやもやして処理速度が落ちてしまうなど、
パフォーマンスの低下にもつながる。
そんな時には、
やるべきこと・考えた事を「紙に書き出す」ことがオススメだ。
私たちの脳が処理できる情報には、時間・量などに限界がある。
例えば、出かける時に
「帰りに卵買ってきて~」
なんて言われるのは、家庭ではよくある日常だ。
これが、スーパーに行く時のついでならば、ほとんどの人は忘れないだろう。
でも、仕事に出かける前に、
「仕事帰りに、スーパーで「卵と白菜と人参と醤油とお茶」買ってきてね~」
なんて言われたら、忘れてしまう人も多くなるはずだ。
これは、「頭の中にある情報が、たくさんあればあるほど、
長く持てば持つほど、正確に処理できなくなる」からである。
さらには、情報の保管に頭のリソースが割かれて、
他のタスク処理能力さえ落ちてしまう とさえ私は考えている。
だから、
「頭の中にある情報を外に出してあげて、
リソースを解放してあげる」
ことが重要となる。
細かいタスク内容をいちいち覚える必要はない。
「覚える」という仕事は全部「紙」にやらせてしまい、
私たちの脳には「考える」という別の立派な仕事をさせてやればよい。
朝に頼まれたお使い、今日中にやっておくべき仕事、今後の作業計画、、、、
紙に書いて一覧化してしまえば、それを見返すだけで良いのだ。
ポイントは、「作業プロセスを細分化して書きだしてあげること」だ。
お使いなら、
◇お使い
卵、白菜、人参、、、
資料作成なら、
◇会議調整
骨子検討、パワポ作成、レビュー依頼、修正、、、
といったように、ステップ・項目単位で明確に記載して、
完了したものは二重線などで消してあげる。
こうすると、やり忘れが無くなったり、何をどこまでやったかが一目で分かりやすくなるため、
手戻りの防止等のタスク管理にもつながる。
ちなみに、あるYouTuberさんが良い感じの書き方を紹介してくれていた。
良かったら参考にしてほしい。
紙でなくとも、
スマホやパスコンにもタスク管理ツールはごまんとある(Evernoteだったり)。
極論、紙でも電子でも、情報を頭から出してあげることに変わりはないので、
正直個人の好みで使い分けるのが良いと思う。
ただ、私としては「紙」でのメモの方が好きだ。
確かに電子ツールには、
後から検索しやすい、他人と共有できる 等、管理面でのメリットがある。
しかし、私の場合は
いちいち「パソコンを開いて、アプリを開いて、文字を打ち込む」
という手順がどうにも面倒だ。
また、紙の場合、ちょっとしたイメージを落書きのように図示できる
ということもあり、頭の中を整理しやすいと感じたため、紙を愛用している。
社会人になって、
そこまで大変ではないが、必ずやらなければいけない細かい作業
が増えたように感じた。
それらをいちいち頭で覚えようとしても、仕事は延々と降ってくるから
いつまでも頭のスペースは空かないし、次第には疲れてパフォーマンス全体が落ちてしまう。
細かいことは全部「紙」に食べさせてしまい、
せっかくの頭は「考える」ことに割いてあげよう。
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