「説明力」は社会人の要となるスキルだ。
しかし、
相手に言いたいことが伝わっていない、
よく自分の発言に首を傾げられる、
など、自分の説明に苦手意識を持つ人が多いのも事実である。
そこで本記事では、筆者が考える
分かりやすい説明に共通する3つの事柄
をお伝えしたい。
◎この記事で分かること
✓ 「分かりやすい説明」に共通する3つのこと
✓ 参考となる「説明のお手本」はどこにあるか
✓ 説明力UP↑の助けとなる参考書
上手な説明をするためには
結論ファーストを心がける
一言で話すとなんなのか。
第一声に結論(話の要約)を持ってくるだけで、
グンと分かりやすくなる(よくPREP法と言われる)。
よくある分かりにくい説明が、
最初に背景や詳細、最後に結論 を持ってきてしまうこと。
聞き手からすると、
「それが何に関する話なのか」
という話のテーマが最後まで把握できず、
要領を得ない説明となってしまう。
※話の背景を話していても、
何の意図でその話が出てきたのか、
聞き手が理解し辛い。
反対に、
まず「結論 = 話のテーマ」から伝えて、
続いて 話の背景 → 詳細 となっている説明は、
発言1つ1つの意図やそれらの繋がりが明確になる。
「今、自分が言いたいことを一言で要約すると何か」
これを最初に伝えられるかどうかで、
説明の質は大きく変わる。
ゆっくりを意識する
「アナウンサーの説明」はなぜ分かりやすいのか。
テレビ映像の力や声の強弱などもあるだろうが、
理由の1つには
「ゆっくり話していること」
があると考える。
どうしても頭の回転速度には限界がある。
どれだけ話の内容が論理的かつ分かりやすかったとしても、
頭が追い付かないほど早口で喋られれば理解できない。
「重要なこと・難しいことほど、
話す速度を意識的にゆっくりにする」
ことで、伝えたい内容を理解してもらえる精度が高まっていく。
※筆者もだが、
プレゼン等で早口だと指摘されたことのある人は、
かなりゆっくりに喋るつもりが丁度良いかもしれない。
話のまとまりを分かりやすく
(3点目は少し自信ないが、、、)
今から自分が話そうとする内容が、
前の文章とどんな繋がりがあるか・話全体の中でどの位置づけか
を一言添える と、
言葉同士の論理的な関係性が
より分かりやすくなると感じる。
例えば、
「背景としては~」 、 「課題としては~」 、 「原因としては~」 、
「ポイントは全部で3つあります。1つ目が~」、「先ほどとは反対に~」
のような一言を、発言の最初に付け加えてあげる。
そうすると、
文章1つ1つが構造化された状態で(論理的な関係性が明確な状態で)、
聞き手が受け取ることができる。
聞き手ができるだけ頭を使わずに理解するための一助となる。
前述の「アナウンサー」はお手本の最たる例である。
ただテレビの場合は、映像技術など言葉以外の力も
説明の分かりやすさに一役買っている。
純粋な言葉の力を挙げるなら、
「ラジオ」「Podcast」の発言が参考になると考える。
筆者はよく Podcast を聞いているが、
以下の番組はよく話し方の参考にしている。
・REINAの「マネーのとびら」(日経電子版マネーのまなび)
ゲストに 小倉さん、藤田さん が出ている会は特に分かりやすい。
・1日3分!1から始める「伝わる」話し方
内容というより、アナウンサーの話し方・説明の構造を参考に。
・頭のよさとは「説明力」だ
説明に関する本は読んだが、
1冊だけ挙げろと言われたら迷わずこれ。
理由は、
①理論が適切である(と実体験を通して感じる)、
②上手くなるためのトレーニング法(1分間要約法など)が具体的に明記されている。
正直、話す力は実践あるのみだと感じているため、
「明確かつ行動に移しやすいトレーニング方法が記載されている」
この本は非常に参考になる。
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実際のところ、筆者も説明に苦手意識を感じている。
また気づいたことがあれば随時投稿していく。
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